CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

東ティモールの真実に迫った社会派映画『Balibo』をご紹介!  

東ティモール独立10周年記念フェスタで見た日本未公開映画『Balibo』は、東ティモールの真実に迫った良質な社会派映画でした…。

Balibo (2009)
ロバート・コノリー監督、アンソニー・ラパリア、オスカー・アイザック出演

☆1975年、内戦状態にあった東ティモールに取材に出かけたオーストラリアのTVクルーが行方不明になった。東ティモールの役人ジョゼ・ハモス・オルタから、彼らの捜索協力を依頼されたフリージャーナリストのロジャー・イーストは、渋々東ティモールへ向かう。ロジャーは、行方不明の5人の足取りを追ううち、危険な国境付近へと足を踏み入れる。

東ティモールでの混乱が本格的に報道されるようになったのは、日本では21世紀になってから、という印象が強いのだが、実は70年代から始まっていた、という事実に衝撃を受けた。
インドネシアに侵攻されながらも、20年にわたって抵抗運動を続けた東ティモールの人々は、2002年の独立をどんな思いで迎えたのだろう。
お涙頂戴のドラマチックな展開に逃げず、ロジャーの目を通して東ティモールが侵攻されていく緊迫感を真摯に描いている。まさに正統派の社会派映画である。

「東ティモール人が何百人殺されようが、世界は誰も注目しない。でも外国人のジャーナリストが犠牲になると、世界が東ティモールの現状に目を向けるものだ」というオルタの台詞は、辛辣だが的を得ている。

死をもって東ティモールの現状を報道したロジャーの生きざまも素晴らしいが、それが当時の日本に(今の日本にも)伝わっていなかったというのが、なんとも虚しい。

この映画はオーストラリア映画ではあるのだが、役者にはアメリカ等で活躍しているメジャー級を使い、質もかなり高い。(オーストラリアの映画賞まで受賞しているのに、日本ではまったく話題にならず、無視されているようだ…。)
2009年のシネマトゥデイのQAはこちら

英雄オルタを演じたオスカー・アイザックがステキで、さっそく調べたら『ドライブ』でスキンヘッドの隣人を演じたイケメンでした。要チェック!(グアテマラ出身。ジュリアード出身の音楽家でもあるそうです。秋公開のマドンナ監督新作「W.E.」にも出演!) 
公式サイト
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Posted on 2012/06/06 Wed. 00:00 [edit]

category: 映画レビュー

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