FC2ブログ

CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

2012年の映画初めは、ヴァン・サント監督の新作『永遠の僕たち』。じんわりと心に染みる繊細なおとぎ話です。  

☆喪服を着て赤の他人の葬儀を渡り歩いていたイーノックは、ある子供の葬式で余命わずかのアナベルと知り合う。
両親を事故で亡くし、自らも臨死体験をしたイーノックは、日本の特攻隊員ヒロシの幽霊にだけ心を開いていたが…。

“死”をテーマにした悲しい物語ではあるのだが、若くてナイーブな二人の恋がおとぎ話風に描かれていて、心地よいぬくもりが感じられた。
生と死の間にいる二人の若者の苦悩を、国も生きた時代も違う日本兵の幽霊が見守っていく、という設定がユニーク。
重くなりがちな死への旅立ちの物語も、加瀬亮演じる幽霊の存在が安らぎに変えてくれている。

生きることって辛いことが多いけど、でも、かけがえのない一瞬のために、人は生き続けているのかも。イーノックと心がつながったアナベルは、ある意味ハッピーだったよね…。
などなど、生きること、死ぬことについて、様々な想いを巡らせながら、穏やかな気持ちで見ることができた。
靄がかかったような不思議な空気感や、若い演者のピュアな魅力。
ガス・ヴァン・サント監督マジックは今作品でも健在で、毎度のことながら圧巻です。

ヒロシもアナベルも最高に素敵なキャラクターで、加瀬君の英語の発音も自然で、聞いていて安心感があった。
そしてそして、デニス・ホッパーの息子ヘンリーが超キュート。いつも寝癖がついてる髪の毛がかわいくて、思わず手を伸ばして撫でてあげたくなるほど。おばちゃんキラーですね~。

強烈な個性派俳優だった父親とはタイプがまったく違うが、ヘンリー君という金の卵にも出会えて、久々に得した気分になりました。

永遠の僕たち RESTLESS
ガス・ヴァン・サント監督、ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮出演
スポンサーサイト



Posted on 2012/01/06 Fri. 00:00 [edit]

category: 映画レビュー

thread: ★おすすめ映画★ - janre: 映画

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://bossacine.blog59.fc2.com/tb.php/660-3e43821e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

TWITTER

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

アーカイブ

カテゴリ

リンク

RSSリンクの表示


▲Page top