CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

公立学校でカルチャー・ショック!  

先日、ブラジルの公立学校に通う15~17歳の子供たちの前で、日本について話をしてきたました。といっても、教師でも何でもないので、偉そうな講演などはできません。「気の利いたこと話せないから」と、はじめは断ったのですが、日本人と接する機会の少ない貧しい家の子供たちだから、「日本では何食べてる」とか話せばいいと言われ、安請け合いしてしまったのです。

学校の中に入るのなんて、十何年ぶり。しかも、ここはサンパウロの公立学校!
お世辞にも綺麗とはいえない校内では、生徒たちが、バスケットボールで遊んだり、寄り集まってワイワイガヤガヤやっています。
いわゆるブルーカラーの家の子が通う学校なので、東洋人率はゼロに近く、ヤンキー風おにいちゃんもゴロゴロ。
15~17歳といっても、みんな大人で、とくに女子は、かなりセクシー。おしゃれで、スタイルよくて、みんないっぱしの“女”です。
自分の高校時代とは、まーったく違う…(当たり前か)。
これだけでも、カルチャー・ショックだったのですが、教室に入り、学生たちの前に座ると、今度は、ジーっと見られたことで、超緊張。
(たぶん、普通に見ているだけなのでしょう。みんな目元がはっきりしてるので、ジロジロ見られてる感じがするのです)

日本語教師の友人からは、ラテンの子供の前では、普段の3倍の笑顔で!
と、忠告されたのですが、そんな余裕ありません。
強張った笑顔を作るのが精一杯でした。

はじめにひと言挨拶を、と言われたので、簡単なポルトガル語で書いた文章を棒読みしたのですが、あまりに発音悪く、ちょっと笑われてしまいました。

それでも、みんなとても真剣で、質問の内容も、高度なことばかりで、びっくり!
日本がどこにあるのかも知らないのかと思ったら、とんでもありません!
みんな情報を仕入れていて、難しい社会問題について、しっかりと自分の考えを持っているようでした。
思えば私の10代は、知識の詰め込み式で、受験のための勉強しかしてなかったなあ、などと、わが身を振り返り、深く反省。

公立学校の生徒の多くは、学校を出たら進学せず働きに出ますが、中には働きながら専門学校へ行き、さらにお金をためて、大学へ行きたい、という希望を持っている子もいるそうです。
「いろいろ知りたい」という好奇心はもちろん、自分の考えや、得意なものを披露したい、という積極性も持っていて、セクシーな黒人の女の子は、得意な英語で話しかけてくれました。

生徒たちからの質問は以下。どう答えたかは、ご想像にお任せします。
・ なぜブラジルに来たの?日本人はブラジルについてどういう印象を持ってるの?
・ 地球温暖化への対策について、日本ではどんなことをしているの?
・ 日本では親と子の関係はうまくいっているの?
・ 日本人は、外国人に対して、友好的 or 敵対的?
・ 中国や韓国との関係はどうなの?日本バッシングのニュースを聞いてどう思う?
・ 日本人にとって、もっとも大事な規律(disciplina)はなに?
・ ほか、祭りのこと、東京で世界一高いビルを建てる化計画について、などなど

帰宅後、これらの質問に堂々と答えられるようなりっぱな大人にならなきゃ、と珍しく、深く反省したのでありました。

日本のみなさん、ブラジルは、子供の犯罪が多いと言われていますが、貧しくても犯罪に走らず、前向きに生きてる子供もたくさんいますよ!

最後にもう一言;
難しい質問のほかにも、漢字で「指なし」ってどう書くの?とも、聞かれました。
彼のロックバンドの名前が、指がない、という意味らしいのです。こちらでは、超クールなことらしいけど、日本では、ちょっと…ね。

ブラジルでも大人気の「NARUTO」や「デスノート」のことは、質問されなくてホッとしたのですが、絵が好きだとういう子のスケッチブックを見たら、日本のマンガの絵ばかりでした。ジャパニーズ漫画は世界を制覇しているようです。
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Posted on 2007/11/11 Sun. 03:04 [edit]

category: ブラジル・南米の話題

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