CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

ガエル主演の掘り出しモノ映画、「マンモス」レビュー  

☆ガエル・ガルシア・ベルナルとミシェル・ウィリアムズ、という若き実力派が主演。DVDパッケージだけ見ると、若き成金クリエーターの波乱人生を描いたサクセスストーリー風ですが、内容は、真摯な人間ドラマです。

☆ゲームのソフト製作で富を築いた若きクリエイターは、家族を残し、契約のためタイへ。
一方、外科医として忙しく働く妻は心身ともに疲れ果てている。
幼い一人娘は、フィリピン人のシッターになつき、母との時間よりも、タガログ語の勉強に夢中である。
その頃、フィリピンではシッターの二人の息子が母を恋しがっていた…。

仕事に忙殺されながら都会で暮らす男女、孤独に耐えるその子供、その子供の世話をしながらも実の子供と暮らせない寂しさを抱えるベビーシッター。そして、フィリピンで母を思う子供たち…。
経済的には恵まれていて、やさしさも持ち合わせている人々なのだが、それぞれが生きるための生業に忙殺され、家族との関わりが希薄になっている。子供を養うために働いているのに、その子供たちはさびしい思いで押しつぶされそうになっているのだ。
みんな懸命に生きているのに、歯車がかみ合わず、すれ違いばかり…。
四者四様の孤独感が丁寧に描かれていて、彼らの寂しさや苦悩がひしひしと伝わってきた。
若いインテリ夫婦を演じたガエルとミシェルは、家族を愛しているのに、うまく伝えられないことにもがいている男女を好演。
イニャリトゥ監督の「21グラム」にも通じる良質な心理ドラマに仕上がっていた。
派手さはないが、現代社会の家族の問題に真摯に切り込んだ秀作です。

マンモス 世界最大のSNSを創った男 MAMMOTH
ルーカス・ムーディソン監督、ガエル・ガルシア・ベルナル、ミシェル・ウィリアムズ出演
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Posted on 2011/06/11 Sat. 17:40 [edit]

category: 映画レビュー

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