FC2ブログ

CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

「夜のピクニック」は小説であって小説でない  

年賀状に、2人の旧友から「夜のピクニック読んだ?」というコメントがついてきた。
ほとんどベストセラーなど読まないので、「何のこと?」と、たずねたら、
私の通っていた高校の行事「歩く会」の小説だという。
面白半分で、さっそく買って読んでみた。

そして、
1行目から、私は"あの頃"の私に戻ってしまった。
「白いジャージ」「幟」「はちまき」「学校の前の坂道」などなど…。
普段、小説を読むときには、読み飛ばしてしまうようなこと、
一つ一つに、思い出が詰まっているのである。
おそらく、同窓生の誰もが、同じように、この小説を読みながら、
それぞれの思い出の確認をしたはずだ。

「あのとき●ちゃんと、一緒にのぼり作ったんだ」
「集合写真の時、前の人に角つけたら、おこられちゃったんだっけ」
「クラスメートの△が、夜間歩行で爆発したよなあ」
(ここで、個人的思い出を羅列してもしょうがないのですが^^;)

忘れていたあの頃を振り返ることなんて、これで最後かもしれない。
せめて、読み終わるまで、どっぷりと昔の思い出に浸ってしまおう。

私にとって「夜のピクニック」は、小説であって小説でない。
トオルやタカコの話よりも、自分の思い出のほうが鮮明すぎて、
ストーリーに入りこむことができないのである。
だから、客観的な批評なんて当然できない。

めったにない不思議な読感を与えてくれた恩田陸さんに、
ただただ感謝です。
スポンサーサイト



Posted on 2005/01/26 Wed. 20:25 [edit]

category: 未分類

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://bossacine.blog59.fc2.com/tb.php/377-7eb8ed75
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

TWITTER

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

アーカイブ

カテゴリ

リンク

RSSリンクの表示


▲Page top