CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

今宵、フィッツジェラルド劇場で  

☆長寿ラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の公開放送最後の日。
名司会者のギャリソン・キーラーは、淡々と出演者を紹介していく。
年季の入ったカントリー姉妹、下ネタ連発のカウボーイ・デュオ、そして、超ベテラン歌手のチャックetc...。
一方、バックステージでは、支配人がいつになくソワソワしている。今日、大企業のオーナーである首切り男がやってくるのだ。
賑々しいステージが続く中、白いトレンチコートを着た謎の女がふらりと現れた…。

長く続いたステージが幕を閉じる日を、ドキュメンタリー・タッチで描きながら、その場所に詰まった人々の思いをさりげなく盛り込んでいく。
ドラマチックな演出はないけれど、なんとも味わい深い哀愁が漂う。
それは悲しみではなく、さわやかで潔い哀愁…。
アルトマン監督の真骨頂ともいえる群像劇で、出演者はそれぞれに味がある。
とくにギャリソン・キーラー。実際に「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の司会者だったらしいが、ベテラン役者を上回る存在感だった。やっぱりホンモノは違います。
そして、わずかな出演だったが、バックステージで好きな音楽を聴き、愛する女を待ちながら逝ってしまうチャックもいい。ああいう死に方ってホント理想的。
アルトマン監督がどんな最期を迎えたのか定かではないが、「さわやかで潔い最期」をテーマにした作品を遺作にするなんて、さすが粋なことをやってくれます。
おそらくアルトマン監督は、ハッピーな映画監督人生を送られたのだと思います。
あらためて、ご冥福をお祈りいたします。

最後にもう一言:老獪なジジババに囲まれ、一人奮闘するリンジー・ローハンも、初々しくてよかったです。

今宵、フィッツジェラルド劇場で A PRAIRIE HOME COMPANION
ロバート・アルトマン監督、ギャリソン・キーラー、ケヴィン・クライン、ジョン・C・ライリー、ウディ・ハレルソン、トミー・リー・ジョーンズ、メリル・ストリープ、リリー・トムリン、リンジー・ローハン、ヴァージニア・マドセン出演
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Posted on 2007/03/08 Thu. 19:32 [edit]

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