CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

ブラジルのカルト映画を集めた特集「シネマ・ノーボ」が渋谷でスタート!  

渋谷イメージフォーラムで、ブラジルのカルト映画を集めた特集「シネマ・ノーボ」が12月4日からはじまります!

ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督作品:「マクナイーマ」「夫婦間戦争」
ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督作品:「リオ40度」「乾いた人生」
クラウベル・ホーシャ監督作品:「切られた首」

なんとまあ、コアなラインナップ!
イメージ・フォーラム様様です。
日本ではめったに見られない作品だらけです。お見逃しなく

詳細はこちら
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Posted on 2010/11/26 Fri. 01:09 [edit]

category: ブラジル映画

thread: ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - janre: 音楽

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ブラジル、キューバ、スペインetc...の最新映画情報  

あっというまに年の瀬突入。
ということで、年末から2011年にかけて公開(or DVD発売)が予定されているラテン映画のオススメをご紹介いたします。

まずはブラジルから、
名前のない少年、脚のない少女 OS FAMOSOS e OS DUENDES DA MORTE
2011年1月22日よりイメージフォーラムにて公開
エズミール・フィーリョ監督
ボブ・ディラン好きの16歳の少年の物語。監督はサンパウロ出身の新鋭です。

キューバからは…
レッド・ゾーン 熱砂の激戦 KANGAMBA」 12月24日DVD発売
ロヘリオ・パリス監督、アルマンド・トメイ, ラファエル・ラエーラ出演(08年)
1983年、キューバ軍がアフリカのアンゴラ内戦に参戦。終わりが見えない紛争をキューバ軍の目から描く。2008年、キューバで大ヒットした作品です。

南米じゃないけどスペインからは…
アレクサンドリア AGORA」2011年3月、丸の内ピカデリーほかで公開
アレハンドロ・アメナバール監督(「アザーズ」「海を飛ぶ夢」)
レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック出演
2010年ゴヤ賞脚本賞・撮影賞
古代エジプトに実在した女性哲学者ヒュパティアは、タブー視されていた科学を信じたがためにキリスト教徒らから迫害を受ける。鬼才アメナバール監督最新作。
公式サイト

命の相続人EL MAL AJENO」 DVD発売中!(レンタルあり)
オスカール・サントス監督、エドゥアルド・ノリエガ出演
特殊な能力を持ったある医師の苦悩を描いた作品。
公式サイト

その他の情報はこちら ガエルの新作もあります^^!

Posted on 2010/11/25 Thu. 18:41 [edit]

category: ラテン映画

thread: 公開予定前の映画 - janre: 映画

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ドルマル監督の大作「Mr.ノーバディ」in東京フィルメックス のレビュー  

☆☆「東京フィルメックス映画祭」で待ちに待ったドルマル監督の新作「ミスター・ノーバディ」を鑑賞。傑作「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」とは違ったテイストのイマジネーション世界に驚愕!

☆2092年。人間が死ななくなった近未来で人類最後の死を迎えようとしている老人は、研究者から過去の記憶を呼び起される…。
1975年、お天気キャスターの父と綺麗な母の一人息子として生を受けたニモは、幸せな子供時代を過ごしていた。だが、ニモが9歳の時、両親は争いが絶えなくなり、ニモは母が同年代の少女の父親と逢引している現場を目撃してしまう。
母が家を出ていく日、ニモは父と母のどちらと暮らすか決断を迫られる。
物語は、老人の記憶なのか夢なのか妄想なのかはっきりしない形で、思いつくままに語られていく。
父を選んだニモは、病気になった父を看病しながら暗い少年時代を過ごす。孤独を紛らすかのように小説を書き始めたニモは、幼なじみで情緒不安定な少女に恋をする。
いやいや、そうじゃない。彼女には振られて、ノリでダンスをしたアジア系の女性と結婚し、商売をあてて大富豪になったのだ。
違う違う、ニモは母を選んだのだった。母は一人娘を持つ男と暮らし始めるが、その一人娘とニモは愛し合うようになるのだ。

…というように「もし、何々だったら…」の違う人生が、2つではなく3つも4つも並行して、時間軸もバラバラに語られていく。見ている側は当然こんがらがるのだが、そんなこと途中でどうでもよくなり、ただただ監督のイマジネーションの世界に圧倒されっぱなしだった。
ニモの人生を一つ一つ紐解けば、納得がいく筋立てではあるのだが、そこにさまざまな想像物が絡んでくる。
「トト~」や「八日目」でも想像力たくましい少年が主人公だったが、過去の作品と比較にならないぐらい、イマジネーションが奇妙奇天烈で次々に飛び込んできて、ちょっと頭おかしくなりそうになったぐらい。
テイスト的には、かなりテリー・ギリアムの世界に近いものを感じた。
(自分はあらためて、イマジネーション豊かな映画に心を奪われるんだと再確認。)

監督が前作を発表してからかなり時間がたっていたので、監督はひょっとして精神的に閉じた世界にいたのか、もしくはドラッグ中毒?!、と、心配するぐらい。
でも、上映後に来場したドルマル監督はいたってノーマルな人柄の、丸ーい身体の気さくなオジサンでした。
シナリオをまとめるのに6年、撮影に半年、編集も1年かかったということ。たしかにこの複雑な作品ならそれぐらいかかるでしょう。
監督は「ノーマルな映画はストーリーがエンディングにむかって進んでいくが、実人生というものは、枝分かれして広がっているもの。人生はいろいろな方向に進んでいくものだ、ということを表したかった。観客には、人間のイマジネーションの世界を楽しんでもらいたい」と語っていた。
物語の複雑さにプラスして、粋な音楽、そして凝った映像も駆使されていて“映画の中の映画”と言える紛れもない大作であることは間違いない。
ただし、すべてをわかろうとすると頭が混乱したり、疲労感がたまりやすい作品なので、時々、息抜きしながら見るのをオススメします。集中力を維持するのはとっても大変な映画です。
ただただ監督の想像力にアッパレ!の作品でした。

来年日本でも公開される予定なので(渋谷ヒューマントラストにて)、もう1度見に行っちゃおうかなあ~。この映画はDVDより絶対大画面で見るべし。


ミスター・ノーバディ Mr.Nobody
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督

Posted on 2010/11/24 Wed. 10:57 [edit]

category: 映画賞・映画祭

thread: 公開予定前の映画 - janre: 映画

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政治ドキュメンタリー「キューバのアフリカ遠征」 in シネマアフリカ のワンポイント・レビュー  

☆☆京橋のフィルムセンターで開催中の「シネマアフリカ」で、チェ・ゲバラのアフリカ遠征の真実に迫ったドキュメンタリー「キューバのアフリカ遠征」を上映する、という情報を、MARYSOLさんのブログで知り、さっそく馳せ参じました。(MARYSOLさん、いつもコアな情報ありがとうございます!)

☆アフリカ各国で、植民地支配からの独立を目指す動きが1960年代に活発化。コンゴ(旧ザイール)には、革命軍への応援にキューバからチェ・ゲバラ率いる黒人の兵士たちが派遣される。ゲバラは変装して入国。表向きは黒人のキューバ人司令官付きの医師として、コンゴ革命軍を指導するが…。

アフリカは、長い間、欧州の植民地として虐げられてきた。60年代から様々な指導者が出現し、独立運動は高まったが、独立にむけた戦いや内戦で、国々は荒廃。その裏に、アメリカとソ連という超大国の利害関係が絡み、事態はさらに複雑化していく…。
このドキュメンタリーは、米ソ冷戦とアフリカの内戦に、キューバも深く関与していたことに注目し、当時を知る各国の関係者から生の声を引き出していく。
190分という長い作品で、前半は、ベルギー領だったコンゴに渡り、革命軍を指導したチェ・ゲバラとキューバ軍人にスポットを当て、後半は、ポルトガル領だったアンゴラとキューバ軍の遠征について描かれている。
この作品に登場するのは、コンゴ軍人、キューバ軍人、アンゴラ軍人、アメリカのCIA、ソ連の要人…と多岐にわたり、出てくる言葉も、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語と多種多様。
話し手の役職の字幕を読むより先に、彼の言葉はスペイン語だからキューバ人だな、ポルトガル語だからアンゴラ人だな、と言語で判別できるぐらい、様々な言葉が飛び交っていて、ヒアリングの訓練になったぐらい。
あまりにも多くの組織がグチャグチャに絡み合っていて、一度に全部を理解はできなかったのだが、アフリカがいかに、欧米の国々のいいように分割され、争いの道具にされてきたか、ということだけはよくわかった。
この映画はアフリカ人女性が監督で、来場もしていたのだが、作り手の主張を声高に訴えるのではなく、様々な立場の人のリアルな言葉を、ニュートラルな立場で紹介していたのが、印象的だった。
お堅い旧ソ連やCIAの担当者なんか、よく話してくれたなあ、と驚いた一方で、キューバの兵士たちはとても気さくで、「アフリカに着いたら黒人ばっかりでびっくりしちゃったよ~」なんて率直に話していたのも面白かった。

今年のラテンビート映画祭で見た「我が父の大罪 麻薬王パブロ・エスコバル」を見たときもそのクオリティの高さに興奮したが、海外のドキュメンタリーは、本当に見応えのある作品が多くて関心させられる。
素人がユーチューブに上げた映像流して、偉そうなことほざいてる日本のマスコミ関係者にぜひ見ていただきたい、渾身の政治ドキュメンタリーだった。
190分という長さで、後半は集中力が切れて爆睡してしまったけど、もう少しアフリカの知識があれば、また違った観点で見ることが出来たかもしれない。
ぜひ、DVD化してほしい力作だ。

家に戻ってさっそくウィキペディアでコンゴとアンゴラとカーネーション革命をチェック!まだまだ世界には知らないことばかり。映画を見る度に新しい発見があり、気付かされることがたくさんある。これだから映画はやめられませ~ん。

キューバのアフリカ遠征 Cuba: An African Odyssey (07年・フランス・エジプト) 
ジハン・エル・ターリ監督


Posted on 2010/11/18 Thu. 14:20 [edit]

category: ラテン映画

thread: 映画祭 - janre: 映画

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ラテン好きにオススメの超B級活劇「マチェーテ」のワンポイント・レビューをUPしました!  

☆☆アメリカのヒスパニック移民問題を背景にしたノリノリの超B級活劇を久々に堪能。昔はかっこよかったスターたちが、ゾロゾロ、夢の競演しています!

☆メキシコの元連邦捜査官マチェーテは、家族をマフィアのドンに殺された後アメリカへ逃亡。テキサスで日雇いとして働いていた。テキサスでは、メキシコとの国境に鉄線を張ることをスローガンにかかげる極右派議員が出現。マチェーテは、謎の男からその議員の暗殺を依頼されるが、まもなく罠だったことが発覚。マチェーテは、お尋ね者となってしまう。
強面の巨人マチェーテの風貌があまりにも強烈で、それだけでもうお腹一杯。さらに脇役には、セガール、ドン・ジョンソン、デニーロと往年の曲者揃いで、ジジイが揃いもそろって頑張ってる姿に笑いがとまらず(みんな動きは鈍いのですが、それがまた味がある!)。
そしてそして、マチェーテの兄の神父役には、まーったく似てないチーチ・マリン!
ドン・ジョンソンとチーチ・マリンの共演なんて「刑事ナッシュ・ブリッジス」以来だわ~と、感慨もひとしお。(残念ながら絡みはありませんでしたが)
この配役に喜べる自分もすっかり中年ど真ん中だなあ、と再確認。

綺麗どころも充実していて、移民取締官にはジェシカ・アルバ、不法移民の救世主でタコス屋の女にミシェル・ロドリゲス、とスタイル抜群の美女たちも出演して、華を添えている。
ロドリゲス映画なので、派手なドンパチはもちろん健在。血しぶき、首ちょん切れ、セガールの二刀流などなど、アクションは超B級ノリ。まったくリアルじゃない分、女性でも目を背けずに見ることができます。
つべこべ言わずに、見て楽しむ。この手の映画に理屈は不要デス。

このタイミングで、なんと「刑事ナッシュ・ブリッジス」のシリーズ1BOX-DVDが発売されていました!実はコアなファンがいたのですね~。

マチェーテ MACHETE
イーサン・マニキス,ロバート・ロドリゲス監督、クエンティン・タランティーノほか製作、ダニー・トレホ、スティーブン・セガール、ドン・ジョンソン、ロバート・デニーロ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、チーチ・マリン出演


Posted on 2010/11/14 Sun. 13:24 [edit]

category: 映画レビュー

thread: 映画レビュー - janre: 映画

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