CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

ベネチア国際映画祭2010コンペ作品発表!  

9月1日から開催されるベネチア国際映画祭のコンペ作品(23本中22本)が発表になりました。
南米からは、チリ映画「Post Mortem」(Pablo Larrain監督)がエントリー。ピノチェト政権下の人間ドラマのようです。

待ちきれないのはツイ・ハークの新作「狄仁杰之通天帝国」。
カリーナ・ラウが女優復帰して則天武后を演じる!
&アンディ・ラウと久々の共演!
&夫トニー・レオンも脇役で華を添える!
などなど、往年の香港映画ファンには生唾モノの話題作。

そしてそして、もっとも注目しているのはジュリアン・シュナーベル監督の「Miral」。
パレスチナの名女優ヒアム・アッバスが主演、ウィレム・デフォー、ヴァネッサ・レッドグレーブが共演です。
ほかに、ヴィンセント・ギャロが監督・主演の「Promises Written in Water」も楽しみ!
日本からは、「13人の刺客」と「ノルウェイの森」がエントリー。こちらも受賞なるか?!

その他の作品はこちら
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Posted on 2010/07/31 Sat. 16:33 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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ラテンビート映画祭2010開催決定!  

スペイン&中南米で話題の最新ラテン映画が、まもなく日本にやってきます!
今年は新宿、京都、横浜の3会場で開催。豪華ゲストも多数来日予定!

今年一番の注目は、メキシコ革命100周年記念作品「レボリューション REVOLUCIÓN」。人気俳優でもあるガエル・ガルシア・ベルナル&ディエゴ・ルナ他、10人の監督が独自の視点で「革命」を描いたオムニバス映画です。

また、フランシス・F・コッポラ監督がブエノスアイレスを舞台に撮った新作「テトロ TETRO」(主演:ヴィンセント・ギャロ)、反骨の監督オリバー・ストーンが、南米左派の大統領たちの実像に迫った社会派ドキュメンタリー「国境の南 SOUTH OF THE BORDER」もやってきます。
スペインからは、巨匠カルロス・サウラ監督の話題作「フラメンコ×フラメンコ FLAMENCO FLAMENCO」。

そしてそして、ブラジルからは、ルラ大統領の半生を描いた「ルラ、ブラジルの息子 LULA, O FILHO DO BRASIL」が登場。そのほか、ベルリン国際映画祭で新人賞他をトリプル受賞した話題のウルグアイ映画「大男の秘め事 GIGANTE」等、映画祭ならではの選りすぐりのラテン映画最新作を上映予定です。

【開催場所&日程】
東京:9月16日(木)~23日(木・祝日)
新宿バルト9

京都:9月20日(月・祝日)~10月3日(日)
駅ビルシネマ(京都駅ビル7階東広場)

横浜:10月8日(金)~11日(月・祝日)
横浜ブルク13


Posted on 2010/07/27 Tue. 20:55 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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ブラジル日系移民のドキュメンタリー「郷愁は夢のなかで」  

先日行った「横浜ラテンフィルムフェスタ-みらい世紀ブラジル」でみたドキュメンタリー「郷愁は夢のなかで」には、作りものではない、一人の人間の真実が描かれていました…。

☆ブラジルのマットグロッソ州奥地の掘立小屋で、仙人のような暮らしをしている年老いた日本人がいると聞いた岡村監督は、昔、彼の隣人だったという日本人に案内してもらい老人を訪ねる。だが、彼の家はすでになく、老人はブラジル人の家に世話になっていた。監督はその老人がよく唱えていたという「浦島太郎」の物語を聞かせてほしい、と頼むが、老人は拒む。
戦前、叔父とともに鹿児島からブラジルへ渡り、成功することを夢見ながらも挫折し、落ちぶれてしまった男の一生を、一人の映画作家の目をとおして語られる入魂のドキュメンタリー。
移民100周年の時にブラジルに住んでいたということもあり、日系移民の苦労話はいろいろと聞いていたし、また、同じような物語なのだろう、と、正直、それほど期待していなかった。だが、このドキュメンタリーに描かれていたのは、老人の苦労話や波乱万丈の人生、というよくあるドラマだけではない、様々な要素が詰まっていて、155分という長さが気にならないぐらいに見応えのある作品に仕上がっていた。
大志を抱いて異国へ渡ったものの理想どおりにいかなかった人なんて、星の数ほどいるし、そういう日系移民を大勢見てきたが、多くが、それなりに生きる場所を見つけ、ほどほどの暮らしを送っていた。だが、この映画に出てきた老人は、挫折から立ち直ることを拒み、一人自作の「浦島太郎」を吟ずる人生を選んだ。それは本意ではないのかもしれないし、単に不器用なだけなのかもしれない。でも、そんな生きざまを憐れむ気にはなれず、逆に潔ささえ感じた。
老人の落ちぶれ方に見かねた周囲は、日本に帰ることを勧め、彼も帰国を決心する。
だが、日本は自分が思い描いていた故郷とはあまりにも違い過ぎていた。まさに「浦島太郎」状態の帰国だった。そして、1年もしないうちに日本からブラジルへ舞い戻り、それからは仙人生活を続け、ブラジルの地で無縁仏となるのだ。

この映画でもっとも興味深かったのは、落ちぶれた老人に対するブラジルと日本の接し方の違いである。
老人は、掘立小屋を出たあとブラジル人家族と一緒に暮らしはじめるのだが、親戚でもない日本人のために、敷地内に離れを作ってやるそのやさしさには、思わず涙した。弱い立場の人にはとことんやさしいのがブラジル人の良さ。2年間で何度も目にしたことだが、ここまで親切にしてくれるブラジル人には、見習うべきことが多い。
「彼はいい人だったよ」と語るのはブラジル人特有のリップサービスかもしれないが、それでも、ブラジル人家族と暮らした数年と養老院での2年は、老人にとっては安らぎの日々だったと思いたい。でも、本当なら、その安らぎを、老人が愛した故郷で味あわせてあげたかったのだが…。
後半、老人がなぜ1年もしないうちに日本を離れてしまったのか、そのいきさつにも触れている。故郷・鹿児島で暮らす老人の家族の話は、人によって言うことが違うのだが、つまりは、金も持たず、惨めな姿で舞い戻ってきた厄介者の弟に、みんなが一様に戸惑った、ということなのだろう。
おそらく彼の親戚はみんなとてもいい人だろうし、ブラジル帰りの弟を嫌いだった訳ではないはずだ。でも、周りの目を気にする日本独特の閉鎖性が、彼を「ブラジル帰りの厄介者」に仕立てた気がしてならない。
この鹿児島でのインタビューは、先日見たばかりの小林政広監督の秀作「春との旅」の世界そのもの。仲代達矢演じる偏屈な老人が、面倒を見てくれる親戚を探して孫と旅をし、事ごとく弾き飛ばされてしまう、というフィクションだが、おそらくこのドキュメンタリーの老人も、同じような気持ちを味わい、1年もたたずにブラジルに戻っていったに違いない。
そういう意味で、この偏屈なブラジル日系移民の人生を描いたドキュメンタリーは、過去の悲劇だけではない、今の日本もしっかちと投影されていて、興味深かった。

郷愁は夢のなかで
岡村淳監督


岡村監督、すばらしい映画をどうもありがとうございました。
また来年も、ぜひ日本で上映会を開いて下さい!

Posted on 2010/07/19 Mon. 15:49 [edit]

category: 映画レビュー

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ナベサダ WITH FABIANA COZZA  

今年の夏も、サンパウロの歌姫ファビアナが日本にやってきます。
渡辺貞夫さんに気に入られたようで、ファンとしてはウレシイ限り。
サンパウロ在住の頃にみたファビアナのライブ・レポは「ブラジル音三昧」へ。

9月8,9日:東京・スイートベイジル

9月10日:浜松・浜松シーサイドゴルフクラブ

詳細は渡辺貞夫さんのWEBサイト 

Posted on 2010/07/16 Fri. 12:45 [edit]

category: 音楽

thread: LIVE、イベント - janre: 音楽

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ソウル・パワー  

☆1974年10月、ザイールのキンシャサで行われたアリ対フォアマンの試合の前に行われたブラック・ミュージックの祭典の模様を追った音楽ドキュメンタリー。
長い間差別に苦しめられてきたアメリカの黒人たちが、差別撤廃運動を経て、発言権を持つようになった70年代。アフリカ系であることのプライドを持ち、自分たちのルーツであるアフリカの地でこのようなビッグ・イベントが行われたことは、当時は活気的なことだったのだろう。ミュージシャンたちの喜びと興奮がスクリーンからビシビシ伝わってきて、鳥肌がたった。JBやBBキングのソウルフルなファンク・ミュージックだけでなく、ファニア・オールスターズのカリブの香り漂うサルサや、アフリカのミュージシャンのライブも十二分に楽しめる超豪華版。
1時間半では少々物足りなさも残ったが、この映画はモハメド・アリのドキュメント映画用に撮った映像の一部ということなので、仕方ないですね。
「ウッドストック」や「ラスト・ワルツ」など、“時代”を体感できる名作に匹敵する貴重な音楽ドキュメンタリーだ。

最後にもう一言:若いころからオヤジ臭プンプンのJBの映像に歓喜!横浜体育館で見た晩年の生JBと、ちっとも変わってなくて、笑いが止まらず。

ソウル・パワー SOUL POWER
ジェフリー・レヴィ=ヒント監督、ジェームズ・ブラウン、B・B・キング、ファニアオールスターズ出演

Posted on 2010/07/06 Tue. 14:51 [edit]

category: 映画レビュー

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