CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

最新のイタリア映画を特集上映中!  

25日から始まったイタリア映画特集「VENEZIA CINEMA ITALIANO」では、今年のベネチア国際映画祭に出品された最新イタリア映画を無料で見ることができます。
東京国際映画祭にも出品された「八月のランチ」、最優秀男優賞を受賞した「Il papa di Giovanna」のほか、コンペ出品作「Il seme della discordia」「Un giorno perfetto 」も上映されます。
おススメのイタリア・ブラジル合作映画「Bird Watchers」は、一般公開中!
この特集は、サンパウロだけでなく、リオ、ブラジリア、レシフェ、クリチーバでも行われています。
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Posted on 2008/11/30 Sun. 05:20 [edit]

category: 映画情報

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ブランフォード・マルサリス&チャカ・カーン  

先日のセー広場でのショウに続き、11月23日は、イピランガ公園で野外ジャズ・ライブが催された。出演者は、ブランフォード・マルサリス率いるカルテットと、80年代の歌姫チャカ・カーン!
マウント・フジ、オーシャン・ブルーなどなど、日本の夏のJAZZフェス常連二人が、無料で見れるのだから、雨が降ろうが槍が降ろうが、行くしかない。

ということで、家の裏から電気バスに乗り15分、3時過ぎにイピランガ公園へ到着。
幸い雨はまだ降っていないし、寒くもなく暑くもなく、野外フェスにはもってこいのMuito Bomな気候である。
「アルコールは持ち込み禁止よ」と、ボディ・チェックのお姉さんに言われた後、会場へ。
JAZZがブラジルでどれだけ受けるか未知数だったが、おだやかな日曜の公園、ということで、家族連れ、若いカップル、お年寄りなどなど、たくさんの人が集まっている。

開演の3時半過ぎ、怪しい雲がたちまち空を覆い、雨が降り出した。
悪い予感的中である。涼しいとはいっても、季節は初夏だし、仕方ないか。
しっかり傘と雨カッパの用意はしてきたのだが、とても防げる状態ではない。
と、木の下へ避難。

隣では、7人のちびっこを連れた若いお父ちゃんが、子供たちのためにせっせと雨除けを作っているが、あまりの雨の激しさに、うまくいかない。
するとお父ちゃんは、ドシャ降りの雨の中、大きな板きれを見つけてきた。
そして、大きなごみ箱に板きれの端を乗せ、犬小屋のような屋根を作ってあげていた。
子供たちは、ほっとした表情で板の下に入って雨宿り。
この微笑ましい光景に、木の下の雨宿り組み一同から、笑みがこぼれる。

30分降っても雨は止まず、舞台上では水出し作業。「しばらくお待ちください」のアナウンスが流れたので、これは当分無理、と判断し、イピランガ博物館に避難する。
幸い3時半から入場料は無料になっていて、すでに、たくさんの人が雨宿りにきている。
こんなことなら、もっと早く来ればよかったー。

4時過ぎ、雨がやんだので、舞台に戻ると、ちょうどブランフォード・マルサリスのステージがはじまるところだった
慌てて、前の方に移動。久しぶりに聞くBマルサリスのサックスの音色に聞き入る。
サンバもいいけど、やっぱりJAZZも好き!
&ジョーイ・カルデラッツォの演奏もマラビリョーゾ!
今は亡きマイケル・ブレッカーからもヒイキにされていたピアニストだけのことはある。
野外フェスには持ってこいの、切れ味抜群のピアノに、会場は大盛り上がり。
超一流の音を雨上がりの気持のよい公園で、聞けるなんてラッキーだわ~。

続いての登場は、チャカ・カーン。懐かしい名前のコールに会場が沸く。
80年代のディスコで踊りまくっていたと思われる中年世代の観客も大勢いる。
ついに懐かしの歌姫が登場!


全盛期のチャカ・カーンとは随分と体型が変化していて、一瞬、アレサ・フランクリンが出てきたのかと思ったが、間違いなくチャカ・カーンでした。
彼女の生歌を聴いたのはこれが初めてだったので、圧倒される。
チャカは、ブルーノートより、野外フェスが断然似合う。
超ド級の悲鳴に近い雄叫びは、ブルーノートでは狭すぎます。

中でもブランフォードとのジョイントで、チャカらしくアレンジされた「My Funny Balentain」はOTIMO! 
この歌はけだるく歌うのが主流だが、チャカ独特のソウルフルな歌い方が気にいった。とても真似はできませんが。

後半は、チャカも乗ってきて、杖を振り回して、懐かしのディスコ・メロディーのオンパレード。
観客と舞台が一体になり「I'm every woman」「Through the fire」を合唱する。

3時間近いステージは、あっという間に終了。
雨にぬれたこともすっかり忘れ、みんな笑顔で帰途についていました。

最後に一言;
アルコール禁止、と言っていたはずだけど、会場では、リュックにビールをつめた男たちが、大人気でした。

Posted on 2008/11/27 Thu. 04:15 [edit]

category: 音楽

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映画祭レポートin ブラジル  

ブラジル企画第4弾、新ページ「映画祭レポートin ブラジル(サンパウロ国際映画祭08、リオ国際映画祭08)」を、オープンしました。
お暇なときにでも、遊びにいらしてください。

Posted on 2008/11/24 Mon. 00:46 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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「黒人を意識する日」恒例のフェス  

11月20日はコンシエンシア・ネグロの日(黒人を意識する日)でサンパウロは祝日。
この日は、毎年、各地でアフロ系ブラジル人のイベントが開かれる。
セントロにあるセ広場では、黒人アーチストによる恒例のショウが開かれた。
昼12時から始まっていたが、長丁場で立ちっぱなしはきついので、私は4時過ぎに会場へ。
すでに、セ広場は人で埋め尽くされている。
9月に行った野外フェスとは、同じ国とは思えないほど、客層も雰囲気もまったく違う。
あの時は、郊外のきれいな競馬場で、140レアルという高額な入場料だったため、小奇麗な白人の若者がほとんどだったが、今日は、ホームレスの憩いの場、セ広場での無料ライブである。
客の多くがアフロ系で、極太のチェーン・ネックレスをつけた強面のアンちゃんも大勢集まっている。「シャツの下から拳銃出てきそう」と、ちょっと緊張する。

誰が見ても日本人の私は‘場違い’ではあるのだが、ここは人種のるつぼ大都市サンパウロ。
みんな人の肌の色なんて気にしないし、ジロジロ見たりせず、放っておいてくれるので、居心地は悪くない。
ちょっとオシャレして友達と一緒に遊びに来たギャル集団、コリンチャスの話に夢中なアンちゃんなどなど、みんな好き勝手にこの空間を楽しんでいる。negra1


5時過ぎ、予定では4時に始まる予定だったファビアナ・コーザが、やっと登場。
後ろにいたアンちゃんたちは「ファビアナ?誰?知らないな」なんてことを話していたようだが、歌が始まったら、たちまち会場はファビアナ・ワールドに。
いつものショウと違い、今日はみんなが歌えるサンバの定番ソングが中心だ。
アフロ系の人たちは、さすがにノリがいいので、ダンスダンス。そして、大合唱。
青空の下でのフェスはやっぱり気持ちいいわー!negra4


お次はファンク・バンドのBanda Black Rio。
ブラジルというよりUSAの音楽ではあるが、ルーツは同じアフロということで、会場は最高に盛り上がる。
空き缶拾いをするおばちゃんも、ダンスダンス。
セ広場で暮らすおっちゃんも、相棒の犬を抱きかかえて、ダンスダンス。
この街のホームレスは、陽気かつ積極的なので、つい笑ってしまう。
たのしー!! これぞフェス!

一方で、テンション上がりすぎて喧嘩を売りはじめる強面のあんちゃんや、泥酔して倒れこむ人もチラホラ出てくる。
ビールだけじゃなく、怪しげな安酒も売ってるし、中にはドラッグやってる人もいるのだろう。
あきらかに普通じゃない、ラりってる子供もいる。

夜8時過ぎ、Banda Black Rioのエンディングは大興奮の中で終了。
このノリで、とりのセウ・ジョルジ&パウラ・リマまで見て行こー!と、私もちょっと興奮。
ところが、その直後、泥酔したオヤジが、すぐ前で倒れこみ、そこへほかの酔っ払いも倒れ、3,4人が将棋倒し状態に。
怖っ、と思った瞬間、倒れたオヤジが、地面に転がっていたビール瓶を割る音が。
さらに、女の子の悲鳴が聞こえたので、慌ててその場を立ち去る。

すぐに回りの観客が泥酔オヤジを止めに入り、大事には至らなかったが、一歩間違えば、流血沙汰である。
広場の周りは警察が取り囲んでいるし、TVカメラもいるので、無茶はしないだろうと思ったが、やはり危険度はかなり高い。
みんな酒を浴びるように飲んでるし、酔っ払ったら怖いものなくなるし…。
日本でも、野球の応援などで酔っ払いの喧嘩は見かけたが、迫力がまったく違う。
国民性の違いをまたまた痛感する。

と、いうことで、途端にビビりになった私のフェスはここでおしまい。
楽しかったけど、怖かったー。
セウとパウラは去年も見たし、またの機会にお会いしましょう!

Posted on 2008/11/23 Sun. 07:51 [edit]

category: 音楽

thread: ライヴレポ・感想 - janre: 音楽

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ブラジルのミックス・ファミリー  

先週末、友人の妹の誕生日フェスタに誘われたので、シュラスコ目当てにお邪魔してみた。
友人の家族に会うのは今回で2度目であるが、その人種の多様性には驚かされる。

友人の祖母は東北部に住んでいて、ちょっと色が黒く小柄で陽気なブラジル人。ルーツははっきりしないが、インディオと白人、少しはアフロも入っているかも、といった感じ。
一方、友人の母は、大柄でふくよか。色も黒いアフロ系だ。
友人と弟2人は、アフロ系のミックスとはわからないぐらいの顔形だが、妹は、色は白いのだが、顔が母親似なので、アフロ系かな、と想像できる。
それでもって、父親は白人、叔父さんは白人、でもその妻は黒人、という家族構成。

さらに、妹の夫が日系人なので、2歳の娘は、目と髪の色は黒いのだが、目はぱっちりの美人チャン。体つきは母親に似てかなり大がら。
ちなみに、ブラジル人の友人は日本に留学していたので日本語が話せるが、妹の夫は日本人顔なのに日本語が話せない。
私は、妹の夫の両親&祖母と、日本語であいさつをしたのだが、「あ、ガイジンなのね」、といわれてしまった。
たしかに、ここはブラジルだから、私はガイジンに違いはないのだが、日本語で「ガイジン」と呼ばれたのは、はじめての経験だったので、ちょっとびっくり。
差別とまでは感じなかったが、不思議な感覚であった。

今日は、コンシエンシア・ネグロという黒人を意識する日。
自分のルーツを意識し、誇りを持って生きよう!、という意味も込められているのだろうが、ブラジル人、とくにサンパウロの人たちは、もはや、自分のルーツがアフロなのか、アラブなのか、インディオなのかわからないほど、ミックス化がすすんでいる。

彼らにとって、
「ルーツは地球。自分は、ブラジルに住んでいる。だからブラジル人」、としか、言いようがないのだ。

世界では今だに民族対立が絶えないが、さまざまな人種が混ざりあい、ファミリーとなって平和に生きているブラジル人。
貧困層を救済し犯罪が減れば、ブラジルは世界の理想国家になれるかもしれない。

Posted on 2008/11/20 Thu. 22:24 [edit]

category: ブラジル・南米の話題

thread: 雑記 - janre: 学問・文化・芸術

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