CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

2008年カンヌはブラジル映画に注目!  

ブラジル映画界の出世頭フェルナンド・メイレレス監督(「シティ・オブ・ゴッド」)の「Blindless」(ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、GGベルナル、伊勢谷友介出演)で幕を開ける今年のカンヌ映画祭。
コンペ部門にブラジル監督の名前が2人も挙がるなんて驚きです!
去年のベルリン映画祭受賞に続き、ブラジル映画、受賞なるか?!

もう一つ、中南米関連での大注目はメキシコ映画「Desierto adentro」。
カンヌ批評家週間のクロージング作品で、監督は、メキシコの新鋭Rodrigo Pla。
昨年のSP国際映画祭一番のおススメ「LA ZONA」を撮った監督です。まだ1作見ただけですが、視点の鋭さが秀逸。サンパウロでは、今週から一般公開されています。

コンペ作品のラインナップはこちら
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Posted on 2008/04/30 Wed. 03:50 [edit]

category: 映画賞・映画祭

thread: アカデミー賞/映画賞関連 - janre: 映画

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ブラジルのブラック・コメディ映画「ESTAMAGO」  

休日の午後、スコセッシ監督がローリング・ストーンズのライブを追ったドキュメンタリー「Shine a light」を見るぞ!と決めて出かけた映画館は長蛇の列。
そして、「Shine a light」はesgotada(売り切れ)の表示が…。
30分前では甘かった…。ここは大都会サンパウロですしね。
ということで、チケットが取れたブラジル映画「estamago」を観賞。
前情報をまったく入れずに見たのだが、これが意外や意外の大ヒット!

☆田舎からサンパウロにやってきた男ノナートは、腹をすかして場末の食堂で無銭飲食。店長から代金を払う代わりに店の鍋を洗って行くよう命じられる。
ひょんなことからその店で料理まで任されることになり、パステウの作り方を一から教わることに。
ノナートには天性の味覚が備わっていたことから、場末の食堂は大繁盛。
やがて、ノナートはイタリア料理店の店長に見出され、人気の料理人になっていく。
 一方、料理人への出世物語と並行して描かれるのは、刑務所にいる同じ男ノナート。
入所当時は、荒くれ者からいじめられ、部屋の隅で寝ていたノナートだったが、まもなく料理の腕を買われ、部屋のボスからベッドを与えられるようになる。

ださくて冴えない田舎者だが、味覚だけは天才的なノナート。彼は、パステウの作り方やチーズの種類を学びながら、徐々に料理人として頭角を現していく。ここまでは、よくある料理人の出世ドラマ。
でも、この映画は、ちょっとひねりがある。ノナートには秘密があり、何やら危険なにおいすら感じる。おいしい物に目がない娼婦イリアを幸運の女神と思い慕い続けるのだが、イリアにとっては、おいしい料理を作ってくれる都合のいい客でしかない。でも、純真なノナートにとって、彼女は最愛の人…。
刑務所内と外。二つの場面が、絶妙なタイミングで構成されていて、クライマックスへといっきに突き進む。

高級料理を作っているわけではないのだが、料理と食材の映し方がウマい!ただ、玉ねぎとニンニクを切るシーンを見ただけで、むしょうに食欲をそそられた。
ただし、刑務所での料理シーンでは、アリを入れたり、ウジが入っているなど、グロかったですが。この映画をみて食欲をなくすか、食欲がそそられるかは人によって違うだろうが、映画を面白いと感じた人は、おそらく美味しいものが食べたくなるはず。

ノナートの飄々とした風貌は笑いを誘い、デブの娼婦の体つきも愛嬌がある。そして、刑務所内の人間たちもそれぞれが個性的。
どこを切りとっても、それぞれにシニカルな笑いが詰まっていて、とても美味。

そして、主役を演じたJoao Miguelがマラビリョーゾ!
「Mutum」の暴力父親役もやっていたようだが、まるで別人だ。うまい役者をまたもや発見!
怯えた顔の裏に狂気を隠した危ない料理人を、リアルに演じていた。

この映画、あまり評判になってないようだが、かなり質が高いし、今年のブラジルの賞レースに、演技や脚本で絡んでくることが予想できる。

料理人の映画といえばグリナウェイの「コックと泥棒~」や、「パペットの晩餐会」「赤い薔薇ソースの伝説」といった秀作があるが、この映画は、料理映画でもありブラック・コメディでもあり…。
「コック~」を面白いと思えた人なら、きっと楽しめるはず。グロいと感じるか、美味と感じるか。
私には、大変、美味でした!


Estomago
Marcos Jorge監督、Joao Miguel、Fabiula Nascimento、Babu Santana出演

Posted on 2008/04/29 Tue. 12:54 [edit]

category: ブラジル映画

thread: 映画レビュー - janre: 映画

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今年のカンヌ、大注目は?マラドーナ!!  

5月14日から25日まで開催される第61回カンヌ国際映画祭の目玉は「インディージョンズ」?

nao,nao

BOSSA CINE CLUB最大の注目は、エミール・クストリッツァ監督がアルゼンチンの英雄?(兼お騒がせ男)を追ったドキュメンタリー「Maradona」で決まりです!
先日行ってきたばかりのブエノスアイレス国際映画祭で、大々的にお披露目かと思って期待していたのですが、ケタの違うカンヌでお披露目だったのですね~。
ブラジルほもちろん、日本でも公開は決定?!

ほか、ブラジル関連では、メイレレス監督の「Blindness」、そしてW・サレス監督の「Linha de Passe」、
アルゼンチン関連では、チェ・ゲバラの人生を映画化したソダ-バーグの「Che」、ルクレシア・マルテル監督の「La mujer sin cabeza」、パブロ・トラペロ監督の「La nina santa」等等が上映される模様です。
コンペ作品のラインナップは後日、アップいたします!

Posted on 2008/04/25 Fri. 08:00 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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ブエノス・アイレス国際映画祭から帰還!  

4月8日から始まったブエノスアイレス国際映画祭から、無事、帰還しました!
はじめてのアルゼンチン、憧れのブエノス・アレスで、
いろんなことを感じてまいりました。

映画祭は、アルゼンチンや南米の映画よりも、海外からの出品が圧倒的に多く、
外国映画ファン向けのこじんまりした映画祭、という感じ。
それでも、イギリスの監督ジュリアン・テンプルをゲストに呼ぶなど、メジャー映画祭ではみられない、コアな企画がありました。
チケットやゲスト情報が、なかなか入りづらく、思うように動けなかったのですが、はじめてのブエノスアイレスですから、まずは、街歩きが出来ただけで大満足!

映画祭&ブエノスアイレスの街の様子は、近日中にまとめてbossa cine倶楽部でご報告いたします!

Posted on 2008/04/19 Sat. 09:26 [edit]

category: 映画賞・映画祭

thread: 公開予定前の映画 - janre: 映画

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FABIANA COZZAに夢中です!  

今、もっとも気に入っているアフロ・サンバの歌姫FABIANA COZZAのライブ情報はいつも突然入ってきます。
今回は、冷やかし半分で体験レッスンに行った有名音楽学校「CLAM」で偶然見つけたポスター。
(ファビアナはCLAMの歌のクラスの先生だったのですが、さすがに今は、忙しくて先生はやっていないとのこと)
即、「会場はどこ?いつ?」と、つたないポ語で質問を繰り返し、なんとか地下鉄サンタクルズ駅近くのTeatro Joao Caetano で4月4~6,11~13日の6日間、ライブがあることを確認しました。
さらに、ネットで検索をかけると、日曜のライブは無料とのこと。
なんという太っ腹!

雨の日曜日、開演2時間前の5時に会場に到着。
まだ、5人ぐらいしか並んでいません。ラッキー!
窓口のお兄さんからは「電話くれたでしょ」と、言われ苦笑い。
前日、チケットを配る時間を聞くために電話したのをしっかり覚えられていました。
(電話ではいつも、なかなか話が通じずに苦労します。でも、言葉の不自由な外国人からの電話は覚えてもらえるので、当日、親切にしてもらえることもあり)

開演時間10分前に、テアトロに戻ると、人が道にまであふれています。 マイナーな会場での無料ライブだったので、内輪の客だけかな、と思っていたけど、とんでもありませんでした。
これは、盛り上がりそうだわ。

ステージは、無料ライブとは思えないぐらいお洒落にデコレイトされていて、とてもアフリカンな雰囲気。
7時15分ごろ、ついに歌姫の登場です!
先日の、セスキでのライブよりも一段とゴージャスに着飾ったファビアナは、もう、大物歌手の貫禄さえ感じます。
心の奥にゾクゾク響く彼女の重厚な声が、会場全体を取り込み、テアトロは一瞬でファビアナの世界に。
Rouque Ferreiraや、バーデン・パウエルの名曲を、ファビアナならではの個性的なアレンジで、歌い紡いでいきます。
そして、ダンサーやジャズ・ピアニストのゲスト参加、さらには、彼女の父親とのデュエットや、衣装代えまであるというサービス付!
こんなにクオリティの高いライブは、日本だったら、ブルーノートで1万円の価値あり! それが、無料で見られるなんて、サンパウロ様様です。

2時間のショーは、あっという間に終わり、私は、フェリシダージな気分のまま、帰途につきました。
また聞きたい!
今年は、ファビアナの追っかけで、忙しくなりそうです。

Posted on 2008/04/07 Mon. 06:55 [edit]

category: 音楽

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