CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

東京フィルメックス  

週末行われていた「東京フィルメックス」のイベント、イランの監督3名のトークショーをちらっと覗いてきた。
バフマン・ゴバディ監督、バイラム・ファズリ監督、マニ・ハギギ監督、そしてクルド人プロデューサー、アッバス・ガザリ氏が、イランでの映画作りの難しさについて語っていた。みなさん30代で、厳しい検閲や資金難にもめげず、精力的に映画を作っているアーチスト。今後の活躍、おおいに期待できそうです。

バフマン・ゴバディ監督の新作「半月」を見て、イランでは女性が一人で歌を歌うことが禁じられていることを初めて知った。
カラオケはもちろん、鼻歌もだめなのかなあ。
発言や行動が一方的に規制される場所って、生きにくいだろうなあ。
私はとても住めそうにありません…。
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Posted on 2006/11/27 Mon. 20:01 [edit]

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第43回金馬奨(台湾)結果発表!  


台湾の映画賞・金馬奨が発表になりました。
「ウインター・ソング」と「父子」が仲良く分け合った結果となりました。
「父子」の日本公開が待ち遠しい!

主要部門の結果は、

作品賞:「父子 After This Our Exile」

監督賞:ピーター・チャン(「ウィンター・ソング」)

主演男優賞:アーロン・クォック(「父子 After This Our Exile」)

主演女優賞:ジョウ・シュン(「ウィンター・ソング」)

助演男優賞:ン・キントー(「父子After This Our Exile」)9歳の少年!

助演女優賞:Nikki SHIE(「Reflections」)

Posted on 2006/11/25 Sat. 23:26 [edit]

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胡同のひまわり  

☆1976年、北京郊外の胡同(フートン)。母と二人で暮らす9歳のシャンヤンのもとへ、文革のために強制労働に行かされていた父が帰ってくる。手を痛め、画家としての道を絶たれた父は、ションヤンに夢を託し、厳しく絵の指導をするが、ションヤンは反抗をくり返す。
 10年後。親の望みどおり美大に入ったションヤンは、授業をさぼってスケートリンクでハガキを売っていた。それを知った父は激怒。友人や恋人と広州に旅立とうとするションヤンを無理やり連れて帰る。
 さらに、ションヤンの恋人から妊娠を知らせる手紙を受け取った両親は、ションヤンに内緒で堕胎を迫る。

 自分の夢を息子に託し、過干渉する父親。文革という徹底した管理社会を生きてきた父親が、教育父になってしまうのはわからなくはない。
だが、息子には息子の人生があり、意思もある。
自分はションヤンと同世代でもあるので、どうしても息子の視点で見てしまい、父親に対して「ほっとけっ!うるさいっ。時代が違うんじゃ」と毒突きたくなった。
 どこの家庭でも、親は自分の理想どおりに子供を育てようとし、子供は自由に生きたいと願うもの。ただ、ションヤンの場合、一人っ子で、父から夢を託されたプレッシャーもあり、余計に親子関係が密になっていったのかもしれない。
 ションヤンは反発しながらも、結局は父のいいなりになってしまう。この父と息子は共依存の関係だったともいえるだろう。

 1960年代から現代の中国という、社会が急速に変わっていく時代が背景なので、昔気質の父親が時代の変化に取り残されていく姿も克明に描かれていて、興味深かった。
 日本で言えば、戦前に教育を受けた世代の戸惑いが、それに当たるだろう。
 現代の近代化された北京の街。高層マンション。高級車。モデルみたいにお洒落な息子の嫁(女優が伊東美咲そっくり)。
60年代と同じ世紀とは思えない変わり様である。生活が豊かになると、いいこともたくさんあるのだが、昔ながらのスローな暮らしが忘れさられてしまうのは、なんだか寂しい感じもする(そう言いながら、不便な生活には戻りたくないのだが)。

 30歳になり、妻とお洒落なディンクス生活を楽しんでいるションヤンは、初めての個展を開く。
そこで息子の絵を見た父は……。
言葉にすると陳腐になるのであえて書かないが、父と息子、それぞれが一人立ちした瞬間が、あの1シーンに凝縮されていた。
(中国を代表するアーティスト、ジャン・シャオガンの作品らしい。絵画に疎い私でさえ、あの絵力に圧倒された)

最後にもう一言:
母親役の女優、おばちゃんだけど色っぽいなあ、と思っていたら、なんとジョアン・チェン! 役作りかもしれないが、ずいぶんふくよかになられて…。「ラストエンペラー」からの歳月を感じてしまいました。

胡同(フートン)のひまわり SUNFLOWER ★
チャン・ヤン監督、 スン・ハイイン、ジョアン・チェン、ガオ・グー、ワン・ハイディ 出演

Posted on 2006/11/23 Thu. 21:35 [edit]

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「星条旗」に利用された男アイラ・ヘイズ  

「父親たちの星条旗」で、作られた英雄を演じきれず、酒に溺れたネイティブ・アメリカンのアイラ・ヘイズ。
彼のことを歌った歌があると知り、さっそく歌詞をサーチしてみた。
歌っていたのはボブ・ディランとジョニー・キャッシュ。
去年「ノー・ディレクション・ホーム」も「ウォーク・ザ・ライン」も見ていたのに、アイラ・ヘイズの名前は知らなかった。
ロック魂を持ったカントリー・ソング、これからも要チェックです。


The Ballad of Ira Hayes

※Call him drunken Ira Hayes
He won't answer anymore
Not the whiskey drinkin' Indian
Nor the Marine that went to war

Gather round me people there's a story I would tell
About a brave young Indian you should remember well
From the land of the Pima Indian
A proud and noble band
Who farmed the Phoenix valley in Arizona land

Down the ditches for a thousand years
The water grew Ira's peoples' crops
'Till the white man stole the water rights
And the sparklin' water stopped

Now Ira's folks were hungry
And their land grew crops of weeds
When war came, Ira volunteered
And forgot the white man's greed

There they battled up 硫黄島's hill,
Two hundred and fifty men
But only twenty-seven lived to walk back down again

And when the fight was over
And when Old Glory raised
Among the men who held it high
Was the Indian, Ira Hayes

Ira returned a hero
Celebrated through the land
He was wined and speeched and honored; Everybody shook his hand

But he was just a Pima Indian
No water, no crops, no chance
At home nobody cared what Ira'd done
And when did the Indians dance

Then Ira started drinkin' hard;
Jail was often his home
They'd let him raise the flag and lower it
like you'd throw a dog a bone!

He died drunk one mornin'
Alone in the land he fought to save
Two inches of water in a lonely ditch
Was a grave for Ira Hayes

Yeah, call him drunken Ira Hayes
But his land is just as dry
And his ghost is lyin' thirsty
In the ditch where Ira died

Posted on 2006/11/22 Wed. 05:10 [edit]

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「父と暮らせば」「イノセント・ボイス」「メゾン・ド・ヒミコ」などなど  

気まぐれCINEMAレビューに、「イノセント・ボイス」「父と暮らせば」「メゾン・ド・ヒミコ」「天空の草原のナンサ 」等のワンポイント・レビューをアップしました。
とくに深い意味はなかったのですが、日本(「父と暮らせば」)、エルサルバドル(「イノセント・ボイス」)、アメリカ(「父親たちの星条旗」)と、国の違う戦争映画を続けて見てみました。
 3本とも、テイストはまったく違うけど、戦争によって命を落とした人々への哀惜が、ジワジワと伝わってくる力作。国や立場は違っても、人の命の重み、残された者の心の痛みは万国共通ということでしょう。

Posted on 2006/11/21 Tue. 18:17 [edit]

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