CINEMA草紙
ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!
カンヌの結果は… 
今年のカンヌ映画祭、パルムドールは、イギリスの監督、ケン・ローチの「風立ちぬ」に決まりました!
ケン・ローチ監督、名前だけはよく存じ上げていたのですが、「大地の自由」以外に見たことがない^^;
なんとなーく、生真面目そうな作品が多いので、後回しにしていたのです…。
今日から慌ててチェックします。
今年の受賞作は、硬派な社会派作品が多かった模様。
審査委員長がウォン・カーウァイだっただけに、意外な結果?
パルムドール:
「風立ちぬ THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」(ケン・ローチ監督・英 )*アイルランドが舞台の歴史モノ
グランプリ:
「FLANDRES」(ブリュノ・デュモン監督・仏)*戦争もの
監督賞:
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(「バベル」、ブラッド・ピット、役所広司出演)
脚本賞:
ペドロ・アルモドバル監督(「ボルベール」・スペイン、ペネロペ・クルス出演)
男優賞:
ジャメル・ドゥブーズほか(「INDIGENES」・ラシッド・ブシャール監督・フランス/モロッコ/アルジェリア合作)*ナチス時代を描いた戦争歴史映画。
女優賞:
ペネロペ・クルス、カルメン・マウラほか(「ボルベール」)
審査員特別賞:
「RED ROAD」(アンドレア・アーノルド監督・イギリス)*防犯カメラのオペレーターの話。
ケン・ローチ監督、名前だけはよく存じ上げていたのですが、「大地の自由」以外に見たことがない^^;
なんとなーく、生真面目そうな作品が多いので、後回しにしていたのです…。
今日から慌ててチェックします。
今年の受賞作は、硬派な社会派作品が多かった模様。
審査委員長がウォン・カーウァイだっただけに、意外な結果?
パルムドール:
「風立ちぬ THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」(ケン・ローチ監督・英 )*アイルランドが舞台の歴史モノ
グランプリ:
「FLANDRES」(ブリュノ・デュモン監督・仏)*戦争もの
監督賞:
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(「バベル」、ブラッド・ピット、役所広司出演)
脚本賞:
ペドロ・アルモドバル監督(「ボルベール」・スペイン、ペネロペ・クルス出演)
男優賞:
ジャメル・ドゥブーズほか(「INDIGENES」・ラシッド・ブシャール監督・フランス/モロッコ/アルジェリア合作)*ナチス時代を描いた戦争歴史映画。
女優賞:
ペネロペ・クルス、カルメン・マウラほか(「ボルベール」)
審査員特別賞:
「RED ROAD」(アンドレア・アーノルド監督・イギリス)*防犯カメラのオペレーターの話。
今村昌平監督、逝く… 
しばらくブログの更新を怠っていた間に、カンヌが終わり、
そして、「うなぎ」「楢山節考」で、カンヌで2度もパルムドールを受賞している巨匠、今村昌平監督が亡くなられた。
今村監督の作品をそれほど多く見ているわけではないのだが、いつまでも忘れられないのが「にっぽん昆虫記」(1963年)である。
昔のイメージ・フォーラムあたりで、何本かまとめて見た日本映画の一本だった気がするが、
「にっぽん昆虫記」の印象があまりに強すぎて、ほかに何を見たかはまったく覚えていない。
主人公を演じた左幸子のムチムチした太股と、
その娘を演じた吉村実子の激しさ。
泥の土臭さが画面をとおして臭ってきそうな、汗と土にまみれた女達の姿が印象深い。
たくましく生き抜く女の生き様と、躍動感あふれる映像は、今でも目に焼きついて離れない。
映画監督にはさまざまなタイプがいるが、
今村監督は、ワザや奇抜さではなく、気の入った“力”のある映像で、見るものを魅了し続けた稀有な存在だった。
にっぽん映画界の宝が、また一人いなくなったことをさびしく感じます。
にっぽん昆虫記
今村昌平監督、左幸子、岸輝子、佐々木すみ江、北村和夫、小池朝雄、吉村実子ほか出演 東北の貧しい村で生まれた松木とめは、男に手篭めにされて娘の信子を出産。終戦後、上京したとめは、米軍基地や売春宿で働きながら、男達を踏み台にして、のし上がっていく。戦前から戦後へと、めまぐるしく変わっていく“にっぽん”を、自分の足で一歩一歩踏みしめながら、生き抜いた女。彼女のたくましい生き様を力強く描いた快作。
そして、「うなぎ」「楢山節考」で、カンヌで2度もパルムドールを受賞している巨匠、今村昌平監督が亡くなられた。
今村監督の作品をそれほど多く見ているわけではないのだが、いつまでも忘れられないのが「にっぽん昆虫記」(1963年)である。
昔のイメージ・フォーラムあたりで、何本かまとめて見た日本映画の一本だった気がするが、
「にっぽん昆虫記」の印象があまりに強すぎて、ほかに何を見たかはまったく覚えていない。
主人公を演じた左幸子のムチムチした太股と、
その娘を演じた吉村実子の激しさ。
泥の土臭さが画面をとおして臭ってきそうな、汗と土にまみれた女達の姿が印象深い。
たくましく生き抜く女の生き様と、躍動感あふれる映像は、今でも目に焼きついて離れない。
映画監督にはさまざまなタイプがいるが、
今村監督は、ワザや奇抜さではなく、気の入った“力”のある映像で、見るものを魅了し続けた稀有な存在だった。
にっぽん映画界の宝が、また一人いなくなったことをさびしく感じます。
にっぽん昆虫記
今村昌平監督、左幸子、岸輝子、佐々木すみ江、北村和夫、小池朝雄、吉村実子ほか出演 東北の貧しい村で生まれた松木とめは、男に手篭めにされて娘の信子を出産。終戦後、上京したとめは、米軍基地や売春宿で働きながら、男達を踏み台にして、のし上がっていく。戦前から戦後へと、めまぐるしく変わっていく“にっぽん”を、自分の足で一歩一歩踏みしめながら、生き抜いた女。彼女のたくましい生き様を力強く描いた快作。
またまた更新情報 
BOSSA CINE倶楽部のコンテンツ「CINEMAの脇役たち」に、
トニ・コレット(「コニー・&カーラ」「イン・ハー・シューズ」などに出演)、
シン・ハギュン(「復讐者に憐れみを」「トンマッコルへようこそ」などに出演)のフィルモグラフィを追加しました。
二人とも、bossaが注目する名バイプレーヤーです。
トニ・コレット(「コニー・&カーラ」「イン・ハー・シューズ」などに出演)、
シン・ハギュン(「復讐者に憐れみを」「トンマッコルへようこそ」などに出演)のフィルモグラフィを追加しました。
二人とも、bossaが注目する名バイプレーヤーです。
更新情報 
BOSSA CINE倶楽部に、「グッドナイト&グッドラック」「ピアノ・ブルース」ほか、のワンポイント・レビューをUPしました。
カンヌでもヒスパニック旋風? 
もひとつヒスパニック系ネタ。
カンヌ映画祭のコンペ作品「FAST FOOD NATION」、
評判は定かではないが、内容&配役が注目度大!
なんでも、ファストフード店の肉加工処理場で働くメキシコ人の日常を描いているとのこと。
出演は「そして、ひと粒のひかり」のカタリナ・サンディノ・モレノ、
ルイス・ガスマン、パトリシア・アークェット、アヴリル・ラヴィーン。
労働者役がぴったりな面々。
パトリスには、ぜひ“やつれたアバズレ”役をやってほしいのですが。
ルイス・ガスマンは「CINEMAの脇役たち」でも取り上げている俳優です。
一度見たら忘れられない、つぶれ顔の味のあるオジサンです。
カンヌ映画祭のコンペ作品「FAST FOOD NATION」、
評判は定かではないが、内容&配役が注目度大!
なんでも、ファストフード店の肉加工処理場で働くメキシコ人の日常を描いているとのこと。
出演は「そして、ひと粒のひかり」のカタリナ・サンディノ・モレノ、
ルイス・ガスマン、パトリシア・アークェット、アヴリル・ラヴィーン。
労働者役がぴったりな面々。
パトリスには、ぜひ“やつれたアバズレ”役をやってほしいのですが。
ルイス・ガスマンは「CINEMAの脇役たち」でも取り上げている俳優です。
一度見たら忘れられない、つぶれ顔の味のあるオジサンです。