CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

プロデューサーズ  

☆☆とにかく楽しい。一緒に歌いたくなること間違いナシ!世に出てから40年たっていても古さをまったく感じさせない完成されたコメディ・ミュージカル。

☆1959年のNY。落ちぶれたブロードウェイのプロデューサー、マックスは、失敗確実な作品を作って、資金の不正操作で一儲けしようと画策。生真面目な会計士レオを丸め込んで史上最低ミュージカルの製作に乗り出す。彼らが選んだのは、ヒトラー礼賛の脚本と、フランス人のオカマ演出家、英語もダンスもヘタクソな顔だけ女優。そして出資金は、マックスが体をはってご奉仕して、老婆たちから騙し取る。
 いよいよ至上最低のミュージカルの幕が開き…。

 喜劇王メル・ブルックスが68年に作ったコメディを2001年にブロードウェイでミュージカル化して大ヒット。さらに同じキャスト、スタッフで映画化した作品。

 「ここはブロードウェイ?」って間違えるぐらい、舞台がそのまま画面から飛び出てきた感じ。
ネイサンとマシューの掛け合い漫才コンビは、芸術の域に達した完成度。
まるでジャック・レモンとウォルター・マッソーみたい。
歌も踊りも楽しくて、ついつい、
♪アーイ・ウォナ・ビー・ア・プロデューーサー!♪
って一緒に歌いたくなった。

ストーリーも四半世紀前のものとは思えない鋭さ。
相変わらず戦争は終わらないし、独裁者も居なくならない。
今やゲイ・ピープルはショービズ界では常識だし、
粉飾決算にいたっては、つい最近ホリエモンが世間を騒がせたばかり…。

 風刺ものって、時代が変わると古臭くなりがちなんだけど、この映画は永遠に終わらない社会悪を痛切に皮肉っているので、今も昔も変わらず楽しめる。
 68年に作られた作品はテレビで見たことがあるが、モノクロで、歌も踊りもなかったので、正直「楽しかった」という記憶はない。こうやって、歌と踊りが追加され、さらに完成度が高くなる作品もめずらしい。

 不評だったユマやウィルは少々違和感あったものの、気になるほどじゃなかったし、オカマ演出家とその愛人のキモい二人も最高におかしい。二人とも知らない役者だけど、舞台の人なのかな? 

 でも、やっぱり一番はネイサンとマシューの二人。舞台の主演がそのまま演じてるから、演技もそのまんま舞台用。映画として見たら過剰かもしれないけど、二人の演技は完璧!
とくにネイサンはほんと、超一流のエンターテナーです。脱帽!

 何度も言うけど、とにかく楽しくて、幕が開いてから閉まるまで、ブロードウェイの世界にどっぷりつかってしまった。
華やかさ、楽しさ、皮肉、面白さ、などなど、いろんなものがいっぱい詰まっていて、久しぶりに文句なしで楽しめる映画だった。
残念ながら私は、客がほとんどいない劇場で見てしまったが、この映画は、少々並んでもお客さんのたくさん入った大きな劇場で見ると、楽しさも倍増するでしょう。

最後に一言:
メル・ブルックスが出てたようだけど気づかなかった。まだまだご健在?

プロデューサーズ THE PRODUCERS ★★
スーザン・ストローマン監督、メル・ブルックス製作・脚本、ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、 ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート出演
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Posted on 2006/04/26 Wed. 18:12 [edit]

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2006カンヌ国際映画祭  

5月17日から28日まで開催される「第59回カンヌ国際映画祭」のエントリー作品が発表になりました。
日本の作品はノミネートなしですが、なんといっても注目は「バベル」でしょうか。
アルモドバルの新作も注目です。♪


【オープニング】:「ダ・ヴィンチ・コード」

【コンペティション部門】:
「バベル」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督・メキシコほか合作、ブラッド・ピット、役所広司出演)
「ボルベール」(ペドロ・アルモドバル監督・スペイン、ペネロペ・クルス出演)
「ワニ」(ナンニ・モレッティ監督・伊)
*イタリアのベルルスコーニ首相をワニにたとえて風刺した作品。
「チャルリーによると」(ニコル・ガルシア監督・仏)
「風立ちぬ」(ケン・ローチ監督・英 )
*アイルランドが舞台の歴史モノ
「SUMMER PALACE」(ロウ・イェ監督・中国)
「LAITAKAUPUNGIN VALOT」(アキ・カウリスマキ監督・フィンランド)
*「浮き雲」、「過去のない男」に続く3部作最終章。
「マリー・アントワネット」(ソフィア・コッポラ監督・米、キルスティン・ダンスト出演)
「SOUTHLAND TALES」 (リチャード・ケリー監督・米)
「FAST FOOD NATION」(リチャード・リンクレイター監督・米)
*ファーストフード文化にまつわる小説を映画化。
「RED ROAD」(アンドレア・アーノルド監督・イギリス)
*防犯カメラのオペレーターの話。
「LA RAISON DU PLUS FAIBLE(もっともささやかな理由)」(リュカ・ベルヴォー監督・フランス/ベルギー合作)
「INDIGENES」(ラシッド・ブシャール監督・フランス/モロッコ/アルジェリア合作)*ナチス時代を描いた戦争歴史映画。
「CEYLAN IKLIMLER (気候)」(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督・トルコ)
「JUVENTUDE EM MARCHA」(ペドロ・コスタ監督・ポルトガル)
「EL LABERINTO DEL FAUNO (Pan's Labyrinth) 」(ギレルモ・デル・トロ監督・メキシコ・スペイン・アメリカ)
「FLANDRES」(ブリュノ・デュモン監督・仏)*戦争もの
「QUAND J'ETAIS CHANTEUR」(ザヴィエル・ジャノリ監督・仏 J・ドパルデュー主演?)
「L'AMICO DI FAMIGLIA(家族の友人)」(パオロ・ソレンティーノ監督・伊)
「Cronica de una fuga」(イスラエル・エイドリアン・カエターノ監督・アルゼンチン)*1970年代、政府に誘拐されたサッカー選手の話。

【コンペ以外】:
「ワールド・トレード・センター」オリバー・ストーン監督
「Xメン」
「SHORTBUS」ジョン・キャメロン・ミッチェル監督
「黒社会2」ジョニー・トー監督
「絹」ス・チャオピン監督
「許されざる者(原題)」(ユン・ジョンビン監督)ホ・ジョンウ、ソ・ジョウォン主演
「SKETCHES OF FRANK GEHRY」(シドニー・ポラック監督)

【クロージング】:
「トランシルバニア」(トニー・ガトリフ監督)

Posted on 2006/04/23 Sun. 14:08 [edit]

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あなたのベスト脚本は?  

アメリカ脚本家連盟がベスト脚本101を発表しました。

ベスト3は以下。
1 「カサブランカ」
2 「ゴッドファーザー」
3 「チャイナタウン」
上位には、ベスト映画の常連さんがずら~り。
あんまり代わり映えしない品揃えですが、BOSSAの目にとまったものをいくつか。

「ユージュアル・サスペクツ」(35位)や
「エターナル・サンシャイン」(24位)、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(56位)、
LAコンフィデンシャル」(60位)など、
時間が行ったり来たりして、複雑に絡み合っている脚本がたくさん選ばれています。
脚本の良し悪しは、必ずしも「ワザ」がすべてではありませんが、複雑なストーリーをいかに面白く構成するか、その「巧み度」は、脚本家の腕の見せ所でもあるのでしょう。

ほかに目立ったのは、戯曲の映画化もの。
「サンセット大通り」(7位)、
リメイク版が公開中の「プロデューサーズ」(79位:メル・ブルックス脚本)など。

ウディ・アレンやビリー・ワイルダーの作品がたくさん入っていたのも納得の結果です。
地味でもよく練られた作品は、いつまでも心に残るもの。
何度でも見たくなる作品こそがベスト映画といえるでしょう。

ちなみにBOSSAのベスト脚本を思いつくまま並べてみると…。

アンダーグラウンド
「ゴッドファーザー2」
アイズ・ワイド・シャット
アモーレス・ペロス
トーク・トゥ・ハー

こんな感じです。

アメリカ脚本家連盟ベスト脚本101の詳細はこちら


*最近、迷惑TBに悩まされておりますので、up後1日は、コメントのみ受付とさせていただきます。

Posted on 2006/04/19 Wed. 14:32 [edit]

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第25回香港電影金像奨  

第25回香港電影金像奨が発表になりました。

今年は、「黒社会(Election)」一色だったようですねー。
レオン・カーフェイは、「神話」で久々に見たときは、すっかりオヤジになってましたが、
「黒社会」でどんな演技を見せているのか。
なんたって元・色男ですから~(表現古っ^^;)
公開が楽しみです♪

作品賞:「黒社会」
監督賞:ジョニー・トー監督(「黒社会」)
主演男優賞:レオン・カーフェイ(「黒社会」)
主演女優賞:ジョウ・シュン(「パーハップス・ラブ))
助演男優賞:アンソニー・ウォン(「頭文字D」)
助演男優賞:テレサ・モウ(「早熟」)
新人賞:ジェイ・チョウ(「頭文字D」)


授賞式の様子:トニー&カリーナの2ショットはこちら

Posted on 2006/04/12 Wed. 17:20 [edit]

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第30回香港国際映画祭  

4/4~19まで開催している「第30回香港国際映画祭」の情報を少し。

オープニングは、ジョニー・トー監督の「Election2」(出演サイモン・ヤム、、レオン・カーフェイ、ルイス・クー)。
クロージング作品はヒースレジャー、ジェフリー・ラッシュ出演のオーストラリア映画「Candy」と、
アラン・リックマン、シガニー・ウィーバー主演の「SnowCake」。

そのほかに、アベル・フェラーラ監督、J・ビノシュ、F・ウィテカー、M・モディン出演の「Mary」、
三池崇史監督の「46億年の恋」、
テレンス・ハワード主演の「Lackawanna Blues」、
ムン・ソリ、キム・テウ主演カン・イグァン監督の「りんご/謝罪(Sa-Kwa)」などなど。

インディーズ上映では、去年の釜山で話題になった「Host and Guest」や、
ラリー・クラーク監督の「Wassup Rockers」 、
園子温監督の「ノリコの食卓」(吹石一恵主演)、
若松孝二監督の「17歳の風景 少年は何を見たのか」(柄本拓主演)等。

ドキュメンタリーでは、戦後、中国に残留した日本兵の姿を追った映画「蟻(アリ) の兵隊」(池谷薫監督)などが、話題になっている模様。

さて、この中で、いくつ日本公開されるのでしょうか。
昨年の今頃は、はるばる香港まで行ってたんだよなあ。
今年も見に行きたかったー。

*最近、迷惑TBに悩まされておりますので、今日はコメントのみ受付とさせていただきます。

Posted on 2006/04/11 Tue. 19:38 [edit]

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