CINEMA草紙

ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバ等々、中南米カリブのラテン映画・音楽・カルチャーを紹介するニッチなブログです!

カンヌ国際映画祭2016でドラン監督新作がグランプリ受賞!そのほか注目のラテン映画では、ブラジルやベネズエラの短編が受賞しています!  


閉幕したばかりの2016年カンヌ国際映画祭。
個人的にもっともうれしいのは、グザヴィエ・ドラン監督の新作「It's only the end of the world」のグランプリ受賞です。
ドラン監督が、ナタリー・バイ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセルら、年上のスター俳優たちをどう料理したのか。はやく見てみたい~。



ラテンアメリカからは、大きな受賞はなかったようですが、昨年新設されたクラシック部門の大賞を受賞したのはブラジルのドキュメンタリー「Cinema novo」(Eryk ROCHA監督)。ドラマも挟んだドキュメンタリーのようです。監督はブラジル・シネ・ノーヴォの旗手グラウベル・ホーシャの息子さんエリキ・ホーシャ。今年のラテンビービート映画祭で見られたらいいな!

コンペ部門に出品された、ブラジル映画『AQUARIUS』は受賞は逃しましたが、ブラジルの大御所女優ソニア・ブラガの演技が素晴らしかった、という情報もあり。

短編部門のパルムドールはスペイン映画「Time Code」。
特別賞にはブラジル映画「A Moça que Dançou com o Diabo」(Joao Paulo MIRANDA MARIA監督)。和訳すると「悪魔とダンスをした少女」が受賞しました。
ベネズエラの短編「LA CULPA, PROBABLEMENTE」(Michael LABARCA監督)もcinefudacion部門で3席受賞。

特別スクリーニングには、久々にメル様主演の「Blood Father」が登場。共演はディエゴ・ルナ!
ディエゴは今年のある視点部門の審査員も努めていました。10代でアイドル俳優としてブレイクしたディエゴですが、映画監督やプロデューサーとしても活躍していて、うれしい限り。

そのほかの受賞はこちら
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Posted on 2016/05/25 Wed. 11:18 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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2016オスカーはマーク・ラファロ出演の「スポットライト」が受賞!イニャリトゥ監督は2年連続監督賞受賞!!  


本日発表になった2016年のアカデミー賞は、ずーーっとご贔屓にしてきたマーク・ラファロが出演した「スポットライト」が作品賞を受賞しました!
嬉しいです\(^o^)/

ラテンでは、メキシコ人のイニャリトゥ監督が、去年に続いて2年連続監督賞受賞!
こんなこと、過去にありました??

もっとすごいのは撮影賞。メキシコ人のルベツキ。なんと3年連続受賞です!
ハリウッドのメキシコ人旋風はまだまだ続きそう。

亡きエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー、「エイミー」の受賞も嬉しいです。
はやくスクリーンで見たい。きっと泣いてしまうわ…。

レオ様ファンの皆様にも、おめでとうございます~。

そのほかの結果はこちら

Posted on 2016/02/29 Mon. 22:41 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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ゴールデングローブ賞ノミネート発表! ラテンからはチリ映画「El Club」&Netドラマ「ナルコス」、ワグネルもガエルも選出!お気に入りマーク・ラファロ出演作も2作!  


今年のゴールデングローブ賞ノミネートが発表になりました!

ラテンをピックアップしてみると…。
注目はやはりドラマ部門で作品賞にノミネートされた「ナルコス」でしょう。
ご存知コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルと米国の戦いを描いています。
実際の映像も多用したドキュメント部分も見ごたえあり。
監督は、ベルリン金熊受賞のブラジル人ジョゼ・パジーリャ
主演は、こちらもブラジルのトップスター、ワグネル・マウラ!!
主演男優賞にもノミネートされていて、嬉し~。
日本でも、Netflix配信で見ることができますよ~。

ドラマ(コメディ)部門では、ガエル・ガルシア・ベルナルが「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の主演男優にノミネート。こちらはアマゾン配信で視聴可能。

外国語映画部門では、パブロ・ラライン監督の超社会派「El Club」が入りました!
今年のラテンビート映画祭で上映しましたが、人間不信に陥る衝撃の作品でした。人間は何をよりどころに生きればいいのか…。ずっしり心が沈みます…。

そして忘れちゃならないのが、昨年のオスカー覇者アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。メキシコ映画界の星!今年も「レヴェナント:蘇えりし者」でしっかりノミネートされています。

個人的には、マーク・ラファロの大ファンなので、「Spotlight」に注目しております。
こちらも、教会のセックススキャンダルを扱っているようで、「El Club」と通じるものあり。ジャーナリストが悪を暴く、ということで、テイスト的には「大統領の陰謀」みたいなのかな?(たとえが古すぎ…)
マーク・ラファロはコメディ部門で主演男優賞にもノミネートされています!!「Infinitely Polar Bear」で子育てに奮闘する父親役。日本では公開されないかもなあ。。。。


それにしても「マッドマックス 怒りのデス・ロード」強いよなあ。面白かったけど、純粋なアクションエンタメなので、まさか賞レースにも上がってくるとは驚きです。
ジョージ・ミラー監督には功労賞を差し上げたい!!

病から復帰した坂本龍一氏の作曲賞ノミネートもブラボー!!

ノミネートのリストはこちら 
(ネット配信で見られるドラマがかなり増えたので、ドラマ部門も掲載しました。日本のTVもネット配信に視聴者を奪われる日は近いですね)

Posted on 2015/12/12 Sat. 12:00 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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東京国際映画祭についに登場!ロドリゴ・プラ監督最新作「モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズは必見!  


2007年のサンパウロ映画祭でロドリゴ・プラ監督の作品「La Zona」を見て以来、プラ監督作を追い続けていましたが、ついに東京国際映画祭に監督がやってきます!!

プラ監督は、ウルグアイ出身ですが、主にメキシコで活動。脚本家の奥様と二人三脚で映画を作っているそうです。今回、コンペ部門に出品された「モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ Un Monstruo de mil cabezas」は、奥様の書かれた小説を映画化したとのこと。ガンに侵された夫の治療を拒否した保険会社と医者に、体当たりしていく妻の戦いを描いている作品。ハラハラ感満載のサスペンス風なようで、楽しみです。
東京国際映画祭

ロドリゴ・プラ監督作品紹介

DESIERTO ADENTRO (08)
☆舞台は40年代のメキシコの村。軍に教会を破壊され、幼い息子を殺された農民エリアスは、家族を連れて、人の訪れることのない砂漠の中へ逃げ込み、一人、教会を建て始める。
さらに、妻の死の代償として授かった病弱な末息子アウレリアーノを部屋に閉じ込め、ほかの子供たちとも接触させず、絵を描くだけの生活を強要する。
時は過ぎ、子供たちも成長。長男は、町へ出たいと父に訴えるが、エリアスは聞く耳を持たない。まもなくその長男が、教会建設現場で転落死した。
エリアスは、出来上がった教会に一人籠り、懺悔する。
グアダラハラ映画祭では観客賞ほか7部門を受賞。
レビューはこちら

この作品がもっとも強烈に印象に残っているので、トレイラーもご紹介


LA ZONA (07)
☆メキシコシティにある住宅街ZONAは、鉄柵と監視カメラによって徹底的に防備された高級住宅街だが、すぐ隣には、スラム街が広がっていた。
ある晩、ZONAの住人が殺される事件が発生した。停電で監視カメラが作動しなくなった隙に、スラム街の強盗3人組が押し入ったのだ。まもなく、強盗と思われる二人の死体が発見されるが、住人たちは、残りの一人を捕まえるため、街を封鎖し、警察をも敵に回して武装をはじめる。ZONAに住む少年アレハンドロも、住人たちの犯人探しに加わり、武器を手にする。そしてある日、物置に隠れていた強盗の一人、少年ミゲルを発見する。
恐怖心からくる過剰防衛反応、集団心理の恐ろしさといった、人間の負の部分をえぐり出す上質の社会派映画である。続き

マリアの選択 LA DEMORA
☆ウルグアイの首都モンテビデオに住むマリアは、3人の子供の世話と、80歳の父親の介護に追われ、多忙を極めていた。心身ともに疲れ果て、経済的にも窮地に陥ったマリアは、父の介護の援助を頼みに社会福祉局を訪ねる。だが、少ないながらも定収入があるため公的補助は受けられない、と追い返されてしまう。ベルリン国際映画祭2012フォーラム部門エキュメニカル審査員賞受賞。日本では、ラテンビート映画祭で上映されました!

Posted on 2015/10/17 Sat. 13:39 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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ベネチア国際映画祭2015はラテン映画強し!金獅子賞「Desde Alla」、銀獅子賞「El Clan」& オリゾンティ特別賞はブラジルの「Boi Neon」!!  


2015年のベネチア国際映画祭の結果が発表になりました。
最高賞の金獅子賞には、ベネズエラの新人監督ロレンソ・ビガスの「Desde Alla」!
カラカスで暮らす孤独でまじめな中年男が男娼の若い青年に惹かれていく心理ドラマです。
主演はパブロ・ラライン監督作品(『NO』『トニー・マネロ』)でも有名なチリの名優アルフレド・カストロ。カストロは、今年のラテンビート映画祭で上映される『ザ・クラブ El Club』(ラライン監督)にも主演しています。
Desde Alla
ロレンソ・ビガス監督、アルフレド・カストロ、ルイス・シルビア出演




銀獅子賞(監督賞)を受賞したのは、アルゼンチンのパブロ・トラペロ監督。「El Clan」は、80年代にアルゼンチンで連続誘拐殺人事件を起こした恐るべき鬼畜ファミリーを描いた作品。
トラペロ監督は過去のラテンビート映画祭で上映された「ホワイト・エレファント」「カランチョ」の監督です(「カランチョ」は「ハゲ鷹と女医」としてDVD発売)。
これまで、さまざまな質の高いサスペンスを手掛けており、アルゼンチン映画界をけん引する実力派として知られています。
El Clan
監督:パブロ・トラペロ/出演:ギジェルモ・フランセジャ、ピーター・ランサニ、リリ・ポポビッチ



そして、オリゾンティ部門で特別賞を受賞したのはブラジルの「Boi Neon」。
ブラジル東北部の伝統的な牛追い競技「ヴァケジャーダ」のカウボーイの目覚めを描いています。「ヴァケジャーダ」という競技、まったく知らなかったのですが、馬にまたがった二人のカウボーイが暴れ牛を挟んで引き倒す、という闘牛のような競技で、カウボーイは男らしさの象徴のようなもの。そんなたくましい青年が、ピカピカキラキラのネオンのようなドレスを作る夢を持つ、という設定が斬新です。
Boi Neon
ガブリエル・マスカロ監督、ジュリアノ・カザヘー出演




Posted on 2015/09/15 Tue. 22:12 [edit]

category: 映画賞・映画祭

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